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7番目  「自分の愛・才能・価値を認められる。」

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わくわく・シンクロの流れで生きると、

夢が叶い、幸福感を味わいます。

 

すると、

「他の人にも幸せになってもらいたい!」と、

自然に思えるようになります。

 

そして、

無意識に、無条件に、無償に、無性に、

人様のために何かをし始めます。

 

その時、あなたは、

自分の愛・才能・価値を発揮しています。

 

同時に、

あなたの愛・才能・価値を受け取った人は、

あなたに感謝します。

 

なので、あなたは、

自分の愛・才能・価値を認められるようになります。

 

 

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8番目「自分の愛・才能・価値をギフトとして与え、純粋な愛で人とつながるようになる。」

 


 

自分を好きになる方法

1番目 「無になれることを感じる。」

2番目 「無の時間を気持ちよく味わう。」

3番目 「無から有が生まれる。」

4番目 「わくわくがシンクロを引き寄せる。」

5番目 「シンクロの流れに乗る。」

6番目 「宇宙とのつながりを実感する。」

7番目 「自分の愛・才能・価値を認められるようになる。」

8番目 「自分の愛・才能・価値をギフトとして与え、純粋な愛で人とつながるようになる。」

 

 

 

 

 

【本当にそう?】

「オレはコトちゃんの体を動かせない。だから、コトちゃんとオレは一つではなく二つだろ?」と自信を持って言った僕に、それ以上の自信を持ってコトハが応えた。

「本当にそう?

さっき、お兄ちゃん、アイスコーヒー飲んだよね?そのアイスコーヒーって、誰が作ったんだっけ?」

「はあ?コーヒーを作ったのはコトちゃんだよ。あっ、お礼言い忘れてたな。ごめん、ごめん。ありがとな。コトちゃん。」

「別にお礼は、いいんだけど…。とにかく、お兄ちゃんが、コトちゃんにコーヒーを作らせたってことよね?」

「はあ?別にオレ、コトちゃんにコーヒー持って来てくれって頼んでないぜ。」

「でも、お兄ちゃん『コーヒーでも飲んで、少し休みたい。』って、思ったでしょ?」

「まあ、そうかもしれないけど…。だから、それが何?」

「つまり、お兄ちゃんが、『コーヒー飲みたい』って思ったから、コトちゃんが体を動かしてコーヒーを持ってきた。もし、お兄ちゃんが『コーヒー飲みたい』って思わなかったら、コトちゃんは体を動かさなかったの。」と、コトハが続けた。

僕は、コトハが、何を言っているのか理解できず、しばらく「はあ~…?」と呆気にとられていた。

そして、「だから、何なの?

コトちゃんが、オレにコーヒーを作ってくれたことと、『オレとコトちゃんが一つ』っていうことと、何か関係があるっていうのか?」とコトハに尋ねた。

「何で?」と、コトハ。

相変わらず、落ち着いた、静かな口調だ。

「だから、言ったじゃん。オレとコトちゃんは、一つでなく、二つ。

何故なら、オレはコトちゃんの体を動かせないから…」と言っている途中で、僕は、言葉を詰まらせた。

自分で喋っているのに、自分に矛盾があると感じたからだ。

「『僕がコトハの体を動かせない』ことはない、ということを、コトハは、言いたい…?」

すると、コトハが、つぶやくように静かに真剣に言った。

「そうなの。お兄ちゃんがコーヒーを飲みたいと思ったから、コトちゃんの体が動いたの。

それが、現実なの。つまり、お兄ちゃんは、『思った通り』に、コトちゃんの体を動かしたっていうことなの。」

コトハは、落ち着いた様子で、僕の目をじっと見ている。

セミが、また鳴き始めた。

ミーン、ミー、ミー、ミー…。

 

 

つづく

 

【ぜーんぶ一つに繋がっている。】

 

 

コトハは、『一つ』という言葉をキーワードにしたいのかもしれない…。

僕は、頭を柔らかくして、そんなことを考え始めていた。

すると、コトハが、「それじゃあ、もう一つ質問!頭を柔らか~くして、考えてよ~。」と、僕の心を見透かすかのごとく、話を続けた。

「地球は、いくつあるでしょうか?」

「そりゃあ、一つだろ。」と僕は言いかけて、止めた。

コトハは、僕が思案し始めたことを察したのか、静かに窓の外へと視線を移した。

窓の外では、相変わらず、ヒマワリが、力強く咲いている。

僕は、頭の中で、コトハが何を言いたいのかを考えていた。

「体は一つ。でも、体の中に骨はたくさんある。地球は一つ。でも、地球の中に人はたくさんいる。

コトハは、きっと、そういうことを言いたいんだろう。

でも、だからと言って、『オレとコトハが一つ』というのは飛躍しすぎだろ!」という対応を、僕は頭の中で準備した。

すると、また僕の準備ができたことを見透かすかのようにコトハが僕の方に視線を戻し、「何となく、コトちゃんの言いたいことが分かった?」と尋ねてきた。

落ち着いた、静かな声だ。

「たぶんな。」と言いながら、僕は、アイスコーヒーを飲み直した。

「例えばね。」と、コトハは、少し真剣な表情で、ゆっくりと話し始めた。

「人間の体から、水が無くなったら、人間は、どうなると思う?」

「そりゃあ、死ぬわな。」

「じゃあ、人間の体から、酸素が無くなったら、人間は、どうなる?」

「そりゃあ、死ぬわな。」

「じゃあね。地球から水が無くなったら、どう?」

「そりゃあ、人間だけでなく、動物も植物も死ぬわな。」

「じゃあ、地球から、植物が無くなったら?」

「そりゃあ、酸素が無くなって、人間も、動物も、死ぬわな。」

コトハは、「つまり…」と言って、少し黙った。

僕は、今回は、コーヒーに口を付けるのをやめ、コトハの目を見た。

「ぜーんぶ、『一つ』に繋がっている。どちらかが死ぬと、もう一方も死んでしまう、っていうこと。言い換えると、一方が、生きるためには、他方が生きていなければならないということなの。だから、生きているということは、ぜーんぶ『一つ』に繋がっているっていうことなのよ。」

というコトハに、僕は、準備していた質問を、自信あり気に投げかけた。

「でも、だからと言って、『オレとコトちゃんが一つ』っていうのは、飛躍しすぎだろ?なぜなら、オレは、コトちゃんの体を動かせない。オレはオレ、コトちゃんはコトちゃんで、それぞれ、別の意志を持って、自由にバラバラに生きている。オレにはオレの頭があり、コトちゃんにはコトちゃんの頭がある。それぞれ、別のことを考え、別々に動いてる。だから、オレとコトちゃんは、一つではなく、二つだろ?」

「本当にそう?」と静かな笑顔で応えるコトハの目には、僕以上の自信が宿っていた。

相変わらず、セミたちは、静かにしている。

 

 

つづく

 

 

【お兄ちゃんのカラダはいくつある?】

 

「お兄ちゃんには、もう一つ、基礎知識を学んでもらわなきゃならないのよね~。」

アイスコーヒーを、僕に手渡しながら、コトハが言う。

「お兄ちゃんもコトちゃんも、時間軸では、永遠だということは、分かったわよね?」

僕は、「まあ、分かったことにするかな。」と、ストローでアイスコーヒーをかき回しながら、適当な返事をした。

「今度は、空間も、永遠ということ。つまり…。」と言って、コトハは、黙った。

「つまり、何?」と、アイスコーヒーをストローで吸い込みながら、僕が適当に返事をすると、コトハは、勇気を振り絞るかのようにして、真剣な表情で、静かに声を出した。

「あのね…。お兄ちゃんとコトちゃんは一つなの。」

突拍子な答えに、僕は鼻からコーヒーを吹き出し咳(せ)き込んでしまった。

しかし、そんな僕に「大丈夫?お兄ちゃん?」なんて同情する気はさらさらないという調子で、コトハは「お兄ちゃんが、コトちゃんの話を、いい加減に聴くからよ!」と言って、僕に、裸のボックスティッシュを投げた。

男の部屋だから、ティッシュボックスにオシャレなカバーなどは、付いていない。

僕は、白色のティーシャツに飛び散ったコーヒーをティッシュで拭きながら、「鼻、イッテエっつうの!」と少し、怒ったフリをした。

しかし、コトハは、容赦なく、「基礎知識の講義」を続ける。

「例えば、お兄ちゃんの体はいくつある?」

「一つに、決まってんだろ。」

「本当に?」

「おー。コトちゃん、今度は、何が言いたいだ?」と、僕が、しょうがねえ奴だなと言わんばかりの口調で応えると、コトハは、僕の気持ちなど関係ないという態度で、質問を続けた。

「じゃあ、聴くけど、お兄ちゃんの体には、いくつ骨がある?」

「骨は、いっぱいあるさ。何個あるかは知らないけど。」

「じゃあ、お兄ちゃんの体は、いっぱいあるってことよね。」

僕は、「あのなあ、コトちゃん。そういうのを屁理屈っていうんだよ。子どものなぞなぞじゃねえんだろ?」と応えながらも、頭を柔らか~くする準備を始めていた。

「コトハのやつ、今度は、何が言いたいんだ?」

突然、セミたちが鳴きやんだ。

 

 

つづく