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続・幸せの方程式(27)

【 +-ゼロ=無=光 ⑦ 流れ星】

 

赤色に小さく光る流れ星が一つ、僕の右後方から前方に向かって、キラッと流れた。

普通の流れ星であれば、そのまま僕の視界から消え去って行くのだが、今回の流れ星は徐々にスピードを落とし僕の目の前3メートルくらいの空中で静止し、線香花火の一番下に垂れ下がっている赤い火の球のように、チリチリチリチリと小さな火花を散らしている。

その線香花火のような流れ星は、普通の線香花火とは異なり、徐々に徐々に赤い球を大きく膨らませている。

1980年代のバブル時代に約3,000人の男女が毎日踊り狂っていたディスコホール「ジュリアナ東京」のミラーボールのように、七色の光を自由自在に点滅させながら、その球はどんどんどんどんと膨張した。かと思うと、今度は細胞分裂したかのように、形を瓢箪(ひょうたん)のような8の字型に変形させ、8の字瓢箪の上の丸を頭、下の丸を四肢(四本の手足)胴体へと成長させ、黄色い幼稚園帽子を被った可愛いらしい女の子に変身した。

その子は、長い漆黒色の髪を、右耳の後ろと左耳の後ろで結んでお下げ髪にして、白のティーシャツとブルーの半ズボン姿で立っている。そして、僕に声をかけてきた。何だかモジモジしながら恥ずかしそうに、小さな声で「お父さん、あそこ、行こう!」と。

少女が指差した先にはコンビニエンスストアがあった。

 

 

つづく

 

 

 


 

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