コンテンツへスキップ

続・幸せの方程式(27)

【 +-ゼロ=無=光 ⑦ 流れ星】

 

赤色に小さく光る流れ星が一つ、僕の右後方から前方に向かって、キラッと流れた。

普通の流れ星であれば、そのまま僕の視界から消え去って行くのだが、今回の流れ星は徐々にスピードを落とし僕の目の前3メートルくらいの空中で静止し、線香花火の一番下に垂れ下がっている赤い火の球のように、チリチリチリチリと小さな火花を散らしている。

その線香花火のような流れ星は、普通の線香花火とは異なり、徐々に徐々に赤い球を大きく膨らませている。

1980年代のバブル時代に約3,000人の男女が毎日踊り狂っていたディスコホール「ジュリアナ東京」のミラーボールのように、七色の光を自由自在に点滅させながら、その球はどんどんどんどんと膨張した。かと思うと、今度は細胞分裂したかのように、形を瓢箪(ひょうたん)のような8の字型に変形させ、8の字瓢箪の上の丸を頭、下の丸を四肢(四本の手足)胴体へと成長させ、黄色い幼稚園帽子を被った可愛いらしい女の子に変身した。

その子は、長い漆黒色の髪を、右耳の後ろと左耳の後ろで結んでお下げ髪にして、白のティーシャツとブルーの半ズボン姿で立っている。そして、僕に声をかけてきた。何だかモジモジしながら恥ずかしそうに、小さな声で「お父さん、あそこ、行こう!」と。

少女が指差した先にはコンビニエンスストアがあった。

 

 

つづく

 

 

 


 

「続・幸せの方程式」を最初から読む。

あなたの愛と価値がわかり、シンクロが起こる心理カウンセリング

心理カウンセリング無料体験のご案内

本当の自分に出会う物語「コトちゃんは引きこもり」

短編「幸せの方程式」

 

 

 

幸せの方程式(24)

【 +-ゼロ=無=光 ④ 最新物理学】

 

 

シャンカールは続けた。

「このことについては、最新の物理学も同じ結論を出している。

『物質が生じると、必ず、異質な物質が同時に現れる。

物質は単独で生じることもなければ、単独で存続することもない。

必ず、異質な物質と共に生じ、異質な物質と共に存続する。

そして、異質な二つの物質が衝突すると、新たな光が発生する。』と。

つまり、物質は全て男と女のようになっているということだ。人間は男と女という異質なものによって存在している。そして、男と女が衝突すると新しい生命が生まれる。

しかも、その新しい生命は、単独で生まれるのではなく、必ず、異質の生命、つまり異性も同時に生まれるようになっている。分かりやすく言えば、男の子が生まれると女の子も生まれるようになっているということだ。

ちなみに、ユウが小学校の時、男の子の数と女の子の数は、どれくらい違ったかね?」

「一緒だったと思います。」

「中学校の時は、どうだ?」

「女子の方が一人多かったかもしれません。」

「ユウは、それを不思議だと思ったことはないかね?

ユウの友達で、小学校の時、男子が20人で、女子はその半分の10人だったという話を聞いたことがあるかね?」

「確かにそんな話は聞いたことがないですね。」

「では、なぜ、世界中のどの地域の小学校に行っても、ほぼ5対5の割合で、男子と女子が存在しているのだと思うかね?」

「確かに…。」

「結局、この世の中はプラスマイナスゼロになるようにできている。

この世の中は、異質なものが存在しなければ生存できない。

そして、異質なものが一つになると新しいものが生まれる。

つまり、この世の法則は一つ

『+-(プラスマイナス)ゼロ=無=光』

これだけなんだよ。

光とは無なるもの、すなわち、無限、無条件、無償なものだ。」

 

 

 

つづく

 

 


 

「続・幸せの方程式」を最初から読む。

あなたの愛と価値がわかり、シンクロが起こる心理カウンセリング

心理カウンセリング無料体験のご案内

本当の自分に出会う物語「コトちゃんは引きこもり」

短編「幸せの方程式」