続・幸せの方程式(1)
【 プロローグ ① 初めての修学旅行 】
はじめに、質問です。
あなたは小学校の時、修学旅行でどこに行きましたか?
もしかして、東京ディズニーランドでしょうか?
ちなみに、僕の修学旅行はヒロシマでした。
平和記念公園の原爆ドーム。
原爆資料館に入り、
被爆して傷だらけになった人たちの人形や、
原爆投下後、廃墟と化した街の写真、
全身に火傷を負い、病院で手当てを受ける人たちのフィルム映像など…。
僕たちは、修学旅行で、戦争の悲惨さや恐ろしさを学びました。
そして、お土産はもちろん、
「もみじまんじゅう!」
と言っても、ピンと来ないかも知れないのですが、
当時は、「もみじまんじゅう!」がとっても流行っていました。
「がばい婆ちゃん」で有名な島田洋七さんのギャグです。
ご存知ないかもしれないですね。(笑)
そして、修学旅行に欠かせないものと言えば?
やっぱり、記念(集合)写真ですよね。
そこで、もう一つだけ質問です。
あなたは、記念写真を撮影する時、どんな掛け声を掛けましたか?
「ハイ!チーズ!」「カシャッ!」でしょうか?
「ハイ!ポーズ!」「カシャッ!」でしょうか?
僕たちは、「1足す1は?」「に~!」と言って、記念写真を撮っていました。
ピースサインをしたり、ヘンな顔をしたりして…。
ところで、実は、ここからが本題なんですが、
「1+1は、に〜!」って言うのは、僕にとっても、あなたにとっても、あなたの隣の人にとっても当てはまる公式です。
例えば、右腕と左腕があれば、腕は2本。
右目と左目があれば、目は2つ。
つまり、「1+1は、に〜!」は、僕にも当てはまり、あなたにも当てはまり、そして、全世界の誰にでも当てはまる共通の方程式(公式)です。
最後に、
もしかして、なんですが…。
全世界の誰にでも当てはまるような、「幸せの方程式」があるとしたら、世界はどうなると思いますか?
つまり、「全世界の誰もが、この方程式を使えば幸せになれる。」という公式があるとしたら、世界はどうなると思われますか?
僕は、ヒロシマの平和記念公園で原爆ドームを見た時から、
「幸せの方程式」を見つける人生を生き始めていました。