花子の不倫(16)ママが守ってくれたから

浜松市の 不倫,浮気,恋愛 相談 心理カウンセリング コリトル(カウンセラー のぶさん) 

 

暑いですねぇ〜!

こちら浜松も、今日は真夏の暑さです。

台風の被害は大丈夫だったでしょうか?

昨年は、浜松も台風で停電になってしまったのですが、風(カゼ)って怖いですよねぇ。

風が怖いだなんて、思ってもみませんでしたが、家が揺れたり、窓が割れそうになったり、停電してしまった時は、さすがに怖くなりました。(。-_-。)

年々ひどくなる自然災害…。

宇宙や自然が人間に怒りを発しているんじゃないかなぁ?

自然も人間の一部分だから、自然を破壊すると人間も破壊されちゃうのかなぁ?

などと、感じているのは、ボクだけでしょうか?(´・_・`)

前置きが長くなっちゃって、すみません。

では、花子さんのお話の続きです。

 

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《 前回までのあらすじ 》
花子は不倫してしまう。
結果、気持ちが不安定になり、家族関係も悪化し、アルコールや安定剤に頼るようになる。
そんなある日、ウェイトレスのコトハに出会う。
コトハは言う。
「1番しんどい孤独が『本当の自分からの孤立』なの。
本当の自分って言うのは、生まれてきた意味(ライフミッション)みたいなものなんだけど、そこから孤立してしまうと、心が病んでしまう。
ご主人さんが、ハナコさんの炊き出しボランティアを守ってくれなかったことは、花子さんを不倫させてしまうことと同じ。
もし、花子さんをこれからも孤独にさせるくらいだったら、離婚して、ハナコさんのライフワークやミッションを他の誰かに守ってもらったほうが、ハナコさんにとってシアワセかと…。」
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ライフミッションを守ってあげた?

 

「ライフワークやミッションを守ってもらうかぁ…。

確かに、そうかもねぇ…。

実は…。5年くらい前だったかなぁ?

娘が学校で虐(いじ)められちゃって、引きこもってしまったことがあったの。

それで、1年間くらいかかっちゃったんだけど、結局、また、学校に行けるようになったのよねぇ。

その時、娘が引きこもりから抜け出すきっかけになったのが、娘の言ったこと、やりたいことを、否定しないようにしたことだったのよねぇ…。

それって、娘のライフワークとかミッションを守ってあげたってことなのかなあって、今、思ったの…。」

 

そんなハナコさんが好き?

 

コトハは、20分間続けてきた無表情を解禁し、満面の笑顔を見せた。

「さすがハナコさん!それですっ!

そしたら、娘さんを守ってあげたハナコさんのことを、ご自身でも褒めてあげられるじゃないですか?」

 

「え?自分で自分を褒められるか?ってこと?

まあ、そういうことになるのかもしれないけど…。

少しは自信になったっていうか…。」

 

「はい!

それでしたら、娘さんを守ってあげたハナコさんのことは、ハナコさんも好きですよね?」

 

「娘を守ってあげた自分が好きかって?まあ、確かに、そうできた自分のことは、キライじゃないかもねぇ…」

 

「好きか嫌かのどちらかで言うと?

好きですか?」

コトハが、改めて問い直す。

 

「まあ、強いて言うなら、好きってことになるんだろうけど…。」

 

パートナーシップのシアワセ

 

「はい!

なので、ご主人さんにも、その経験をさせてあげないといけないんです。

そうしないと、ご主人さんはシアワセになれないんです。

なぜかというと、シアワセになるためには、自分のことを好きになることが必要だから。

具体的に言うと、ご主人さんは、ハナコさんを本当のハナコさんから孤立させないよう、守ってあげることでシアワセになれるっていうこと。

もうちょっと、噛み砕いて言うと、ハナコさんのライフワークやミッションを守ってあげることで、ご主人さんは自分のことを好きになれるっていうことなんです。

そして、ハナコさんのライフワークやミッションを守り抜くことが、難しければ、難しいほど、ご主人さんは、自分のことをもっと好きになれるし、もっとシアワセを感じられるっていうことなんです。

例えば、ご主人さんが、『よくオレは、ハナコを守れたなあ。

周りから、色んなことを言われたから、ハナコを守ることは本当に難しかったなあ。

でも、よく、オレできたなあ。よく、花子を信じて守り切れたなあ』

って、思うことで、ご主人さんは自分を好きになれるし、パートナーシップのシアワセを感じられるっていうことなんです…」

 

また、消えちゃった

 

その時、奥の方から、男性の声が聞こえてきた。

「コトちゃん!そろそろ時間だよ!」

 

「はい!行きます!」

 

「ハナコさん、ごめんなさい!買い出しに行く時間になっちゃったから…。また来てくださいね!」

と、コトハは今までの3倍速の早口で言葉を残し、奥の方へと消えていった。

 

「あら?また、消えちゃった。

コトちゃん、また消えちゃった…」

 

花子は、寂しさを感じながら、目の前にあったタピオカほうじ茶ラテを手に取り、ズズズッ〜と音が鳴るまで口の中に吸い入れた。

タピオカが、2粒だけ混ざっていたが、もう、それほど冷たくはない。

 

ママだけは

 

そして、ゴクリっと喉(のど)で音を鳴らして飲み込み、フーッと大きくため息をついた。

すると、改めてコトハの言葉が思い起こされる。

「ご主人さんが、ハナコさんの炊き出しボランティアを守らなかったことは、花子さんを不倫させてしまうことと同じ」

「もし、これからもハナコさんを孤独にさせて、不倫に陥(おとしい)れるくらいなら、離婚して、他の誰かにハナコさんを守ってもらったほうが、ハナコさんにとってシアワセ」

「娘さんを守ってあげたハナコさんのことは、ハナコさんも好きですよね?」

「ハナコさんのライフワークやミッションを他の人から守ることで、ご主人さんは自分のことを好きになれる。つまり、シアワセを感じられるっていうことなの」

 

さらに、娘のサクラが言ってくれた言葉が、ふいに思い出される。

 

「ママだけは、わかってくれたんだよねぇ。

ママだけは、信じてくれたし、応援してくれたんだよねぇ。

ママが守ってくれたから、なんとか生きてこれたっていうか…。

そうじゃなかったら、居場所がなくて、たぶん、家出(いえで)してたな」

 

上に行っても

 

また、静かに、ユリのピアノが始まった。

ジョンレノンの曲イマジン。

今度は歌も歌っている。

ピアノの音とユリの歌声が、花子のココロとカラダにしんみりと、染(し)み込んでいく。

 

Imagine there’s no Heaven
It’s easy if you try
No Hell below us
Above us only sky
Imagine all the people
Living for today…

You may say I’m a dreamer
But I’m not the only one
I hope someday you’ll join us
And the world will live as one

上に行っても天国なんてないんだ。
下に地獄があるわけでもない。
僕たちの上には、ただ空があるだけ。
僕たちはみな大地を踏んで今日を生きている。
それだけなんだ。

僕の言っていることは、変かもしれないね。
でも、いつかきっと、それに気づくさ。
みんながそれをイメージできた時、
上に行く争いは終わる。
そして世界は一つになる。
イメージするだけなら簡単だろ?

 

花子は、グラスに残っていた生ぬるい水を飲み干し、重たかった腰を上げた。

しかし、ずいぶんとお尻が軽い。

 

「コトちゃん、不思議な子… 癒やされる、ユリさんのピアノ… 本当にありがとう…。」

心からのお礼とスマイルをチップに込めて、花子はロトールを出た。

 

扉を開けると、大きな空が紅(べに)色に染められている。

 

「なんて、きれいな夕日…」

 

 

今日も、最後までありがとうございました!

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