アイ(I)メッセージ

前回

制限を外して、「あいつキライ!」「許せない!」「消えて欲しい!」など「ネガティブな思考感情を吐き出す」と、自分の好きなことに気づくようになります。
なぜなら、思考感情を率直に吐き出すことで、自分の興味・関心・こだわりに気付くようになるからです。

などとお伝えいたしました。

 

I(アイ)メッセージ

 

さらに、特に「I(アイ)メッセージ」を使うと、自分の興味・こだわり・関心に気付きやすくなりますし、「I(アイ)メッセージ」の習慣が身につくと、人間関係もうまく行きやすくなります。

などとも、書かせていただきました。

では、I(アイ)メッセージ」とは、いったい何かというと、主語を私(I)にして、メッセージを発するということになります。

 

主語を私にする

 

例えば、

「なに、あの人! 自分の話ばっかで、人の話は全然、聞かないし!」とか、

「なに、あの上司! 口では良いこと言うくせに、全然、行動が伴ってないし!」とか、

「なに、あの男! ご飯作ってあげても、 美味しいとも何とも言わないし! 食べたら食べっぱなし! 服も脱いだら脱ぎっぱなしだし! ホント、だらしなすぎぃ〜! んもぉ〜!」などと、

まず、ネガティブな感情を、素直に、ありのままに、正直に、吐き出してしまいます。

 

って、私は考えるのよね

 

そして、そのあとに、「って、私は考えるのよね」と付け加えるだけです。

それが I(アイ)メッセージです。簡単ですよね?(´・_・`)

例えば、「って、私は考えるのよね」でなくても、「っていうのが自分の考えなのよな」「それが自分の価値観なのよね」「それが自分の観念なのよね」などでも大丈夫です。

とにかく、主語を自分(私、I)にすることで、あなたは、ただ、イライラや不平不満、愚痴を吐き出している人ではなくなります。

すると、話を聞いている相手も、不快感を抱きにくくなりますので、人間関係もうまく行き易くなります。

 

自分の価値観やアイデンティティの自己表現

 

では、なぜ、話を聞いている相手に不快感を与えなくなるのかというと、「って、私は考えるのよね」という「I(アイ)メッセージ」を使うことで、あなたは、ただ、愚痴や毒を吐いて、ストレス発散している人ではなくなり、自分の価値観やアイデンティティを、相手にアウトプット(表現、自己紹介)している人に、変化するからです。

それを、相手の立場から、言い換えますと、あなたの話を聞いている相手は、あなたのストレスのハケグチを押し付けられた人ではなくなり、あなたの価値観や興味・関心・こだわりについての説明を、(押し付けも強制もなく)聞いている人に変化するからです。

押し付けや、強制がなくなる?

 

もしかしたら、「はぁ〜??? 『って、私は考えるのよね』 を付け加えるだけで、そんな変化が起こるわけないでしょぉ〜???」って、思われるかもしれないのですが、I(アイ)メッセージには、それくらいに強いチカラがあると思っております。

なぜなら、「相手も、自分と同じ価値観や関心・こだわりを持っている」と誤解していることが、とても多いからです。

など、と書いていると、また、長くなっちゃいましたので、また、次回に続けさせていただきますね。