親子あるある?
カウンセリングをさせていただいていますと、
「頑張って子育てしてきたのにな…」という、
親御さんのお悩みを、時折お聞きしたりいたします。
例えば、
お母様が、
「こんなに頑張って家事をして、仕事もして、お金を稼いで、
習い事もさせてあげて、私立の学校にも行かせてあげたのに、
なんで、ちゃんと就職してくれないの?」
と悩んでしまう。
一方、お子様のほうは、
「両親が頑張ってお金をかけてくれたことは、よく分かってるよ。
でも、勉強に興味が湧かないし、習い事もそんなに上達しなかったし、
学校も楽しくなかったし…
普通に就職しても、上手く行かないような気がしてならないから、将来を見据えて、
自分に合った生き方を真剣に模索してるのに…
親は、まったく理解してくれないんですよね…」
と、いうようなケースです。
賢者の贈り物みたい
そんなお話を聞きながら、
オーヘンリーさんの著作『賢者の贈り物』のお話を
思い出したりしたものですから、
そのことを、少しご紹介させていただきますね。
『賢者の贈り物』のお話は、国語(?英語?)の教科書に出てくるくらい有名なので、
あらすじはご存じかと思いますが…
あるクリスマスの日、
デラ(奥さん)は、自分の髪の毛を売って、旦那さんの時計の鎖を買い、
ジム(旦那さん)は、自分の時計を売って、奥さんの髪飾りを買い、
それぞれにプレゼントしました。
そして、役に立たなくなってしまった、
お互いのクリスマスプレゼントを眺めて、
二人で微笑み合った。
という、心温まるお話です。
親子関係のお悩みを解決するきっかけ
そんな『賢者の贈り物』のお話を、頭の片隅に置いて、
先ほどのような親子関係の問題を見つめ直すと、
解決のきっかけが見えてくるかもしれないと、思ったりしたものですから、
そのことを、3回に分けて、お伝えさせていただけたらと思います。
具体的には、
① 目に見えるものを取りますか?目に見えないものを取りますか?
② 強い刺激の愛情と弱い刺激の愛情
③ 自分を愛することは、無意識の愛を認知すること
というテーマになるかと思います。
よろしかったら、また、お付き合いくださいね。