認知のゆがみ
死にたい、消えたい…
死にたい、消えたい、逃げたいなど、
ネガティヴな気持ちが湧いてきて、その気持ちに押しつぶされそうになっている時は、
テレビやネットなどの情報をまずは遮断していただいて、
ご自身の思考・感情を認知していただけたらと…
あなたの「思考・感情」と「事実・現実」とは一致してる?
そして「思考・感情」と「事実・現実」が、
本当に一致しているのかどうかをご確認いただけたらと思います。
例えば、
「わたしは、『○○○○』という思考や感情を抱いている。
そして、そのように○○さんにも話した」
「けれど、本当に自分は、事実・現実として、そういう人間なのだろうか?」
「実際、私は、○○してるよね…」
「実際、私は、○○したよね…」
みたいな感じで、
改めて、「思考・感情」と「事実・現実」が、本当に一致しているのかどうか(認知の歪みが自分の中で生じていないか)をご確認いただけたらと…
自己否定の ”思考・感情” に囚われると…
そして、基本的に、誰しも、心が落ち込んでいる時、
気持ちがネガティヴに傾いている時は、
自己肯定できるような”事実・現実”から目を背けて、
自己否定するような”思考・感情”に囚われて自己卑下してしまうものであるということ。
認知がゆがむ原因は防衛本能
だから、
死にたいとか消えたいという
ネガティヴな思考・感情に支配されてしまうのは、
人として皆が当たり前に持っている防衛本能であり、
あなたの心身を守るための本能、生きていく上で必要な本能である
ということも受け容れていただけたらと思っております。
認知がゆがむ4つの具体例
0,100(ゼロ,百、白黒)思考
「失敗したら全部ダメ」と極端に捉えてしまうことってありますよね?
特に、自分のこだわりが強い領域に対してはそうなってしまいます。
「失敗してよかった」ことを見つけることも大切かもしれませんし、
12点、45点、99点など、0点、100点以外の点数で、評価するよう普段から訓練することも大切かもしれません。
過度の一般化
「いつも失敗ばかりしてるから」
「どうせ無理だから」
「どうせうまくいかないし」など、
1度、2度、失敗しただけなのに、「どうせ」「いつも」「絶対」などの副詞を付けてしまっていないか、
振り返って確認することも大切かもしれません。
謙遜しすぎ、自己卑下しすぎ
ほめられたり、評価してもらったときに、
「建前で言ってるんですよね」
「どうせ、お世辞ですよね」
と思う癖があるかもしれません。
まずは、一番信頼出来る人から、ほめられたことを素直に受け取って、
そうですか、お世辞でも嬉しいですぅ~!って言ってみて下さいね。
そうすると、きっと、その相手の人も一緒に喜んでくれますから…。
べき思考、完璧主義
「ちゃんとやらなきゃ」
「100点じゃなきゃダメ」
と思いすぎて、自分を追い込みすぎているのかもしれません。
一歩前進したら、それを自己評価して、
昨日よりは今日、今日よりは明日、マイペースで、進めていく。
それが自分にできることだから、
出来ないことはやらないし、
出来ないことにコミット(約束)しないよう、そちらを頑張ってみることが大切。