罪の奴隷
結局俺たちは罪の奴隷なんだ。
それをやることが良くないことだと言う事は百も承知なんだよ。
でも俺は罪の奴隷なんだ。
だから罪の力には俺は逆らうことができない。
なぜなら俺は罪の奴隷だからだ。
自分の力ではその罪の力に抗うことはできないのだ。
確かに俺は悪い。
でも俺が生まれた時から俺は悪い俺だったんだ。
これの力ではどうすることもできない。
あいつをやってしまえ!と言う力が俺に働いてくるんだ。
その罪の力に俺はあらがうことができず、ただその罪の力に屈服することしかできない。
そんな無力な人間が俺たちなのだ。
確かに俺は悪い。
しかし俺たちは皆同じ罪の奴隷なのだ。
イエス・キリストのように罪の力に抵抗し、罪の力に打ち勝とうとしようものなら、十字架にかけられ、極悪人として処刑される。
それが俺たちが住んでいるこの世界なのだ。
だから今俺たちが生きていると言う事は、すなわち罪の奴隷である証拠なのだ。