人間関係のマトリックス
質問:人間関係のマトリックスとは?
人間関係のマトリックスとは、 作家の本田健さんや、クリストファームーンさんが、話されている内容で、
「人と人とが関係を持つ時には、ポジティブとネガティブ、自立と依存というふうな
感情的バランス関係が生じる」
という考え方です。
善悪や優劣の観念が悲劇を起こす
つまり、ポジティブな人にはネガティブな人が必要で、
自立型の人には依存型の人がパートナーになることでバランスがうまく保たれる、
ということになります。
善悪・優劣が、悲劇をもたらす
しかし、そうであるにも関わらず、
「自分が正しい」「相手は間違っている」とか、
「あの人のほうが優れていて、自分は劣っている」のように、
善悪・優劣という評価・判断の観念(思考・感情)を、人間関係に持ち込んでしまうと、
人間関係に悲劇が生じてしまう…。
おかげで助かってる
だから、自分の思考や感情が、ポジティブ、ネガティブ、自立、依存、のどちらの方向に、
引きずられていっているのかを感じて、
相手のおかげで自分の思考や感情のバランスを保つことができている、
ということに感謝できると、気持ちのよい人間関係を結べるようになります。
例えば、「あの人がはっきり自己主張してくれるから、優柔不断な自分は助かるんだよなぁ」みたいに…。
一個人においてもバランスを保つことが大事
また、一個人の人生においても、ポジティブな時間とネガティブな時間、
そして、自立型の時間と依存型の時間とのバランスが保たれることが大事で、
そのバランスが偏ってしまうと、心身が病んでしまったりします。
例えば、「明るく元気でいることが良いこと」という思いを強く持ってしまって、
常に明るく元気にしていると、
ある時、燃え尽きてしまったり、鬱になって動かなくなってしまったり…。