物語 【 幸せの方程式 】 (1)

離婚 夫婦喧嘩 浜松

1. みんなが幸せになる方程式 。  それは、「幸せ」=「夢」×「叶う」 。

実は、僕、離婚したくて、離婚したくて、仕方がありませんでした。

妻に何度も裏切られ、妻が嫌いになり、

妻と一緒にいるのが、嫌で、嫌で、仕方がありませんでした。

 

離婚 夫婦喧嘩 浜松

 

それで、妻と何度も喧嘩し、離婚を懇願していました。

特に、お給料日のココロの葛藤は、大変なものでした。

「何で、おまえを食べさせなきゃならないんだよ。」と…。

 

考えたくもないのに、妻のことを考え、

妻に対する怒りや失望が、お腹の底から、モコモコッ、モコモコッ、と、まるで、積乱雲のように、こみ上がってくるからです。

 

ネガティブな感情からの逃避

しかし、そんなストレスを抱えている僕にも、楽しみが一つありました。

それが、ヨガ。

ヨガをしている時間だけは、ネガティブな感情から、逃避できました。

 

ある日、瞑想をしていた時のこと。

いつものごとく、妻のことが思い出されました。

顔も見たくないし、思い出したくもないのに…。

「もう嫌だ」という感情が、モコモコッ、モコモコッと、込みあがってきます。

 

しかし、その日だけは、今までの感情、

つまり、「もう一緒にいるのは嫌だ。離婚したい。」という感情とは、

まったく違う感情がこみ上がってきました。

突然、涙がこぼれ始めました。

 

もう嫌だ!

「もう嫌だ!」

「もう、これ以上、憎むのは嫌だ!」

「もう、許せない苦痛を味わうのは嫌だ!」

「許したい!」

「愛せるようになりたい!」

…。

 

それは、魂の叫び声でした。

そして、その時、同時に、僕は、

「ヨガとは、ココロの止滅なり。

ココロの働きが止まったときに、本当の自分が現れる。」

という、ヨガスートラ(ヨガの経典)の言葉の意味に気づきました。

 

その時、僕は、本当の自分を発見したのだと思います。

とても、不思議でした。

何故だかは分からないのですが、

その時以来、妻への、恨み、怒り、失望等の感情が、

無くなってしまいました。

 

と同時に、

視界が晴れたかのように、色々なことに気づき始めました。

その中のひとつが、「幸せには、方程式がある」ということ。

 

そして、その方程式とは、

「幸せ」=「夢」×「叶う」。

もう少し、噛み砕くと、

①「夢」=「無」×「ワクワク(気づき)」。

②「叶う」=「シンクロ」×「行動(勇気)」。

それが、幸せの方程式…。

 

つづく