親子関係 インナーチャイルド アダルトチルドレンなど、悩み相談。浜松市の 心理カウンセリング サロン コリトル 。
前回、
・僕は「自分は悪い人間」「ダメな人間」「価値のない人間」などの罪悪感・自己否定感を潜在的に持っていた。
・しかし「愛していたのはボクではなく、娘がボクを愛していたのだ」と、娘のことを肯定できるようになると、ボクの罪悪感・自己否定感も消えていった。
・それは、たぶん、ボクが娘を肯定できたことで【子どもの頃のボク自身をも肯定できるようになったから】だと思う。
・その結果、ボクの気持ちは、平和になり、安定し、落ち着くようになった。
などと、お伝えしたのですが、
カウンセリングの実際
今日は、インナーチャイルド(親子関係)を癒やすカウンセリングの、実際の対話を、少し、紹介してみたいと思います。
(ある特定のご相談者様との会話ではなく、あくまで例えです)
○カウンセラー
お父さんのことをどう思っていらっしゃるのかを、少し、お伺いしてもよろしいでしょうか?
◆ご相談者様
私は、父の期待に応えられませんでした。
私が、もっと、○○だったらよかったんでしょうけど。
父の期待に応えるために生きることが窮屈になって、反発して、いわゆる不良グループに入って、自由を楽しむようになりました。
父は怒っていました。
私も父が嫌いになって、父の悪いところばかりが見えて、それから会話することもなくなりました。
素直になれませんでした。
結局、父は、3年前に他界しました。
○カウンセラー
そんなあなたのことをお父さんは嫌っていると思われるのですか?
◆ご相談者様
はい。
悪いこともしましたので、父は、私が嫌いでした。
○カウンセラー
例えば、もし、今、お父さんが、あなたの隣(横)で、あなたの話を聴いていたとします。
お父さんは、どんな表情をしていそうですか?
◆ご相談者様
わからないです。
○カウンセラー
わからなくて大丈夫なので、あなたの話を聴いているお父さんのイメージが何か湧きましたら、そのまま言っていただけますか?
◆ご相談者様
はい。
父は、黙っているような感じがします。
○カウンセラー
お父さんは、黙っていることが多かったですか?
◆ご相談者様
いいえ。
生きていた時は、自慢話とか、「こうならなきゃダメだぞ」みたいなことをよく言う父でした。
○カウンセラー
あなたの話を聴いているお父さんは、黙っているイメージですか?
◆ご相談者様
何か言いたそうだけど、言葉が出ないみたいなイメージでしょうか?
○カウンセラー
お父さんは、あなたのことを怒っているみたいですか?
◆ご相談者様
いいえ。
○カウンセラー
お父さんは、「もういいよ。終わったことだ。」と思っていらっしゃるのではないでしょうか?
◆ご相談者様
そんな感じかもしれません。
○カウンセラー
お父さんは、「もう、そんなに自分を責めないでいいよ。」と言いたいのではないでしょうか?
◆ご相談者様
そんな感じかもしれません。
○カウンセラー
もし、お父さんから、「もう、そんなに自分を責めないでいいよ。」と言われたら、あなたはお父さんに、どんな言葉を返しますか?
◆ご相談者様
・・・・・・ 「ごめんなさい」かな?
○カウンセラー
もし、あなたがお父さんに、「ごめんなさい」と言ったとしたら、お父さんは、どんなリアクションをしそうですか?
◆ご相談者様
父は、黙っているような感じがします。
○カウンセラー
もし、あなたがお父さんに、「ありがとう」と言ったとしたら、お父さんは、どんなリアクションをしそうでしょうか?
◆ご相談者様
分からないですが・・・ 満足しているような感じかな?
○カウンセラー
ありがとうございます。ご自身の直感を信じてくださいね。
平和・安定・落ち着き
変わったカウンセリングかもしれませんが、このような対話をした結果、ご相談者さまから、
「落ち込まなくなった。
心がぶれなくなった。
感情に揺さぶられなくなった。
なんだか落ち着いている。」
などのご感想をいただくようになりました。
また、次回、なぜ、このようなカウンセリングで、ご相談者さまが、平和・安定・落ち着きを感じられるようになるのか?を、書いてみたいと思いますので、よかったらお付き合いくださいね。