前回、
「って、私は考えるのよね」を付け加えるだけで、「I(アイ)メッセージ」になります。
そして、「I(アイ)メッセージ」の習慣が身につくと、自分の興味・こだわり・関心に気付きやすくなり、人間関係もうまくいくようになります。
なぜなら、私たちは、「相手も自分と同じ価値観を持っている」と誤解しがちだからです。
などと書かせて頂いたのですが、ちょっと、論理が飛躍していたので、もう少し丁寧に書いてみますね。
知らず知らずのうちに
私たちは、知らず知らずのうちに、学校などで、「I(アイ)メッセージ」を制限(ストップ)させられがちです。
例えば、学校では、仲良くしなさい!集団の和を大切にしなさい!協調性を保ちなさい!などと、指導されます。
もちろん、トラブルなく平穏に平和に、過ごすことは大切なことです。
個性が潰されている
しかし、仲良くすることが良いこと!集団の和を保つことが良いこと!協調性を守ることが良いこと!が、あまり強調されると、生徒の個性は潰れてしまいます。
つまり、「みんなと一緒じゃないとダメなんだ」「みんなと同じくらい勉強できないとダメなんだ」「やりたいことをやったら怒られた。
だから、やりたいことをやっちゃダメなんだ」「やりたいことをやってしまう自分は、わがままで悪い子なんだ」など…
自分の個性や価値観を表現することが悪いことであるかのような錯覚に陥(おちい)ってしまいます。
自分を表現することは悪いこと?
そして、みんなが高校に行くから、自分も高校に行かなきゃ…
みんなが紅白歌合戦を観るから、自分も観なきゃ…
みんながアナ雪が面白いと言うから、自分もアナ雪が面白いと言わなきゃ…
など、他人の顔色をうかがいながら、周りに合わせながら、本当ではない自分を表現するようになってしまいます。
つまらないし、楽しくもない
すると、自分の好きなことがわからなくなるし、やりたいこともできなくなるので、生きてて、つまらないし、楽しくない、という風になってしまいます。
さらに、他人に対しても、周囲に合わせることを、無意識に要求してしまって、「あの人、自分勝手!」「なんで、あの人は空気読めないのよ!」という気持ちになり、不平不満やストレスを募らせることに、繋がってしまいます。
違うけど仲良し、違うけど友達
それが、はじめに書かせていただきました「私たちは『相手も自分と同じ価値観を持っている』と誤解しがち』という意味になるのですが、
そこで、「I(アイ)メッセージ」を使うと、どうなるかというと、あの人と自分とは、物の見方・考え方が違う。
違うことが、普通で当たり前という前提で、コミュニケーションができるようになります。
つまり、お互いの、個性、価値観、興味、関心、こだわりは、基本的に違うということが分かってきます。
違うけど仲良し、違うけど友達
さらに、「それでも、友達だよね。」「それでも、仲良しだよね。」と言い合えるようになると、幸せになるために、とても大切な夜の愛(?)に気付くことになるのですが、
次回、夜の愛と、昼の愛というお話をさせていただきますね。
今日も、最後までお付き合いくださり、本当にありがとうございました。
あなたの健康とお幸せを祈っております。