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パワハラ,モラハラ,虐待,ハラスメント,心の傷を癒やす 心理療法
心の傷は人を愛することで癒やされる
前回、
・心の傷は(本質的・持続可能的には)愛されることでは癒されない。
・「心の傷が愛されることで癒やされる」という思い込みや観念が、不幸を招いている。
などと書かせていただいたのですが…。
それでは、どうすれば、本質的・持続的に、
心の傷を癒やすことができるのでしょうか?
それは「人から愛される」ではなく、
「人を愛する」ことで癒えるように考えております。
傷を受けて良かった
そして、具体的に「人を愛することで心の傷が癒える」とは、どういうことかと言いますと、
「心に傷を受けて良かった」と思えるようになった時に、
心の傷が癒えるのではないかと…。
さらに、人は、どういう時に「心に傷を負って良かった」と思えるのかというと、
・人を愛することができた時、
・人を助けてあげることができた時、
・人に喜んでもらえた時、
・人から感謝された時
なのではないかと考えております。
自分が傷ついたからこそ
例えば、
自分は親からひどい言葉を浴びせられた。
けれど、自分が親になったら、子どもに感情的になってしまった。
でも、親から受けた辛く悲しい経験があったがゆえに、
「自分の子供には、親と同じようなことはしない」と決心できた。
それゆえに、感情にブレーキがかかって、子どもを傷つけずに済んだ。
だから、今も親子で仲良く過ごせている。
とか、
自分はモラハラを受けて、ひどく傷ついた。
でも、そういう経験をしたから、
パワハラやモラハラなどのハラスメントを受けた友人の気持ちに心から寄り添えた。
そして、友人の孤独を癒やし、前向きに生きていくサポートができて、友達からも感謝された。
などです。
愛することができた時、心は満たされる
つまり、人は、人を愛することができた時に、
心を満たすことができる存在(動物?)なのではないかと、
カウンセリングをさせていただきながら感じさせられております。
なので、人は「愛されることでは心が満たされない」けれど、
人を愛することができると自分の心を満たすことができる。
すなわち、人を愛することができると、
自分の心の溝や、心の亀裂を埋め合わせることができるし、
それが「心の傷が癒える」ということではないかと思っております。