いじめ, 暴力, dv, 対人恐怖, 自己卑下, 自己否定, 無価値間, 死にたい , 消えたい, 絶望 , 自殺願望などのお悩みに。浜松市の心理カウンセリングsalonコリトル。
いじめを受けるという強さ
暴力やいじめ(DV)を受けてしまう人に、一度考えていただきたいのは、「それが、あなたの強さかもしれない」ということです。
つまり、あなたは「いじめを受けてあげる強さを持っている」のかもしれない、
ということです。
しかし、自分が嫌いという感情(自己否定感や無価値感)を持っていると、そのことを受け容れにくくなってしまいます。
つまり、自己肯定感が低いと、あなたの強みや長所・特質を認められなくなってしまいます。
なので、何よりもまず、ご自身を大切にすること、つまり「自分の良いところ(強み・特性・長所)」を認めるところから、始めていただけたらと思っております。
パンチを受けるのが上手な人
例えば、スポーツのボクシングでは、パンチを受ける人、
つまり、”ミット打ち” を受けるトレーナーさんがいます。
トレーナーさんは、パンチを受けるのが上手でなければなりません。
そして、それが得意な人と苦手な人がいます。
つまり、パンチを受けるのが上手な人と下手な人がいるということです。
それは、良い悪いとか、優劣ということではなくて…。
上手にいじられる人
同様に、いじられるのが上手な人と、いじられるのが下手な人がいます。
ちょっとしたことで、すぐに切れる人は、あまりいじられません。
もちろん、自分の身は自分で守るしかないので、いじられないように自分の身を守ることも大切です。
が、親しくなれる友人に対して、すぐに切れてしまうと、
「どうせ、あの人はすぐに切れるし…。あの人には冗談が通じないから…。」
と思われてしまって、円滑なコミュニケーションや楽しい会話もできなくなってしまいます。
包容力がないといじられない
反対に、ちょっとやそっとでは切れない人は、話しかけられやすくなります。
「町を歩いていたら、よく道を訊(き)かれる」という人がいます。
そういう人は、いじられやすい人だったり、話しかけられやすい人だったりします。
そういう人は、相手の気持ちを開かせることが上手な人であるため、人脈を作るのが上手だったりします。
また、相手に安心感を与えるという意味では、営業力や交渉力を持っているという見方もできると思います。
クレーム処理が上手な人
また、いじられるということは、相手の、怒り・イライラ・モヤモヤ・不安などのネガティブな感情を発散させる役割も果たしています。
そういう人が、クレーム対応などの仕事をすると、お客様の気持ちを上手に落ち着かせてあげられます。
クレーム担当の対応で、自分の気持ちがよりイライラしたり、「なんで怒ってたんだろう?」って思うくらいに気持ちが落ち着たりしたことってないでしょうか?
そのために必要な「自分が好き」
はじめにも、書かせていただきましたとおり、
自分が嫌いという感情・自己否定感・無価値感を持っていたり、自己肯定感・セルフイメージが低かったりすると、あなたの強みや長所・特質を認めるのが難しくなってしまいますので、
少しずつ、「これって、もしかしたら、自分の良いところ?」とご自身の強み・特性・長所を認めるところから、始めていただけたらと思っております。
【 参考記事 】
対人恐怖症の悩みに対する、3つのチェック(自己診断)ポイント