不倫は性依存?恋愛依存?

不倫と性依存症

不倫は恋愛依存症でしょうか?それとも性依存症?

「不倫」を曖昧にして幸せになれない時代

最近、メディアで流れてくる情報を眺めていますと、

ジャニー喜多川さん、松本人志さん、中居正広さんの問題、

兵庫県の公務員さんの不倫日記問題、

政治家のハニートラップ問題などが大きく報道されました

また、海外に目を向けると、

大物政治家や大金持ちが、エプスタイン島で児童が性奴隷にされ人身売買されていた

などの話題が、取り沙汰されています。

 

今までの時代、

「権力」や「お金」を手にした人(オトコ?)は、

同時に「性の快楽」も手にするのが常(つね)だったのかもしれません。

しかし、これからの時代は、

「権力」や「お金」を手に入れたとしても、

「性による快楽」を自制できなければ幸せになれない。

つまり、「不倫」や「性依存症」といった問題を曖昧にしたままでは、

幸せになることができない。

そんな時代に入ってきたように感じております。

 

「不倫」を曖昧にしたままでは幸せになれない時代

かつて日本では、

「女遊びは男の甲斐性」

「妾を持つのは成功者の証」などという価値観がありました。

つまり「性」にまつわる問題は、一種の「必要悪」とされてきました。

ある意味、社会全体で見て見ぬふりをしてきたのだと思います。

 

しかし、時代は確実に進化しているようで、

今は、

「人を傷つけて得られる快楽は、許容されない」

そんな世の中にすでになったのではないかと…。

 

言い換えると、

今までは弱い女性は我慢することでしか生き延びられなかった時代だった。

けれど、

今は、女性が自分で働くことも訴えることもできる時代になった。

それと同時に、

性による女性支配、女性利用、という

男性だけにもたらされるエゴイスティックな心の満足に、

女性が我慢できなくなった。

 

結果的に、

エゴイスティックなオトコの心の満足は、

女性の心を傷つけるだけではなく、

男性の心をも本質的には満たし得ないということに、

男性も気づくようになってきたのではないかと…。

心理学の世界では、フロイト時代の終焉

一方、心理学の世界に目を向けると、

「性欲こそが人間の根源的なエネルギーであり、

 社会や文化を形づくる原動力である」と

語ったフロイトに軍配が上がっていたのが、

今までの時代だったという風に見ることができるのかもしれません。

 

フロイトの弟子だったユングは、

「性欲は自然なものであるが、

それに支配されずに昇華させていくことができる」と主張し、

それらの意見の違いが、師弟関係の破綻と対立をもたらした

とも言われているのですが

「その争いの勝者は、フロイトだった」という風に考えられるのかもしれません。

 

なぜなら、今までの世の中においては、

フロイトの言葉がより現実に即し、真実味を帯びているからです。