花子の不倫(6)本気で愛しているから

浜松市の 不倫,浮気,恋愛 相談 心理カウンセリング コリトル(カウンセラー のぶさん) 

 

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《 前回までのあらすじ 》
(2人の子どもを持つ母親)花子は、7つ年下の太郎に出会い、太郎に恋愛感情を抱いてしまう。

そして、太郎をお茶に誘ってしまう。

しかし、自分の気持ちは浮気なのではなく本気なのだと、自分に言い聞かせる。

さらに、太郎とアドレスを交換し、次の火曜日に太郎の家に行くことを約束してしまう。

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火曜日

 

ついに火曜日が来た。

仕事を終え、一旦、職場から帰宅した花子は、ソワソワした気持ちで、ゲーム機の本体、カセット、CDをダンボールに詰め、車に載せている。

「1つのダンボール箱に全部詰めちゃうと、太郎くんにその1箱を渡して、『はい。さよなら!』になっちゃうから、ダンボール箱を2つにしなきゃ」

と、花子は、自分がすでに小悪魔になっていることを自覚しつつも、太郎の部屋に上がり込む策略を練っている。

そして、太郎に渡す大きめのダンボール箱に、重みのあるゲーム機本体とカセットを、花子が持つための小さめのダンボール箱には、軽めのCDを、それぞれ分けて詰めた。

さらに、冷凍してあった昨晩のおかず、レバニラ炒めも、花子用の小さいダンボール箱に追加した。

 

花子は、「あ〜あ。ついに来てしまった…」と、深くため息をつく。

一瞬、「でも、これは、純粋に太郎くんのためだから」と、自分に言い聞かせようとしたが、その言葉には、もう説得力がない。

なので、

「私は恋をしている。もちろん、良いことじゃないかもしれない。でも、この気持ちは、どうすることもできない」

と、不倫の恋をしている自分を認めた。

だからこそ、あえて、段ボール箱を2つにして、太郎の家に入る覚悟を決めているのだ。

 

花子を本気にさせた梅子

 

花子をそこまで、本気にさせたのには、理由があった。

6日前に、太郎と「ほうじ茶ラテ」を飲んだ次の日からも、花子は「太郎と梅子」が話している場面に、何度も遭遇してしまったからだ。

花子は、そのたびに、ネガティブな暗い気持ちを味わっていた。

 

「淋しい。悔しい。2人で話すのはやめて。」

そんな気持ちが、お腹の底からフツフツとこみ上がってくる。

 

花子は、その気持ちをどうにもできなかった。

逆に、その気持ちはエスカレートするばかりで、ある日、梅子に冷たい態度を取ってしまう。

 

花子はそんな自分がいやだった。

なので、花子は、無駄な抵抗をやめることを決心した。

「私、もう無理…」と、自分の正直な気持ちを受け入れることにした。

だから、もう、太郎の家に入る策略を立て、段ボール箱を2つに分けることに、ためらいはない。

 

かげのある0円スマイル

 

花子は、太郎の自宅近くの駐車場に車を止めて電話する。

30秒もたたないうちに、太郎がやってきた。

花子は、大き目のダンボール箱を太郎に渡し、小さ目のダンボールを自分で持った。

太郎も、「え?部屋に来るんですか?」というようなことは言わない。

なので、花子は、

「太郎も、私が部屋に入ってくることを予測していたのではないか?」と、自分自身に問いかける。

 

2人は太郎の部屋に入り、荷物を置いた。

花子は、明るさを装って、

「陽当たりが良くて、良いお部屋じゃない!? 一人暮らしって、快適だし、極楽だよね?」

と、スマイル0円の笑顔で話しかけたが、以前のような屈託のない自然な明るさはない。

花子の表情とココロに影(かげ)が差している。

 

「そうっすかねえ。」と太郎。

続けて「コーヒー、飲みます?タピオカは入ってないですけど。」

と花子に尋ねる。

 

花子は、太郎の意外なお誘いに、不意をつかれ、

「うっ、うん。ありがとう。太郎くんに珈琲入れてもらえるなんて、ビックリ!太郎くん、コーヒー淹(い)れられるんだあ?」

と、胸をドキドキさせながら答える。

 

 

本 題

 

その後、10分ほど、花子は、

「ここに住んで何年?」

「最近は、ちゃんと野菜食べてる?」

とたわいない質問をして話をつないだ。

 

が、心の中では、

「太郎くんは部屋に入れてくれた。

そして、コーヒーも淹れてくれた。

っていうことは、きっと、気持ちを伝えても、受け入れてもらえるっていうことよね?」

と懸命に、何度も、自分に確認を取っている。

 

そして、決心して、

「ところでさあぁ〜。」

と一番話したかった本題に入る。

 

「なんかさぁ〜。太郎くんさぁ〜。最近、梅子さんと仲良くない?」

と。

 

太郎はドキッとした。

「え? そんなことないっすよ!?」 

と言った時には、すでに、太郎の右手の平が、花子の右肩に触れている。

 

そして、2人は堕ちてしまう。

まるで、赤く熟したリンゴが重力に耐えきれず、自然と枝から手を放して地面に落ちるように…。

花子も太郎も、ある意味、ただ自然の流れに身を任せただけだった。

 

2人は、その時、同じことを自分自身に、言い聞かせていた。

「本気で愛してるから…」

 

その日以来、火曜日は、花子が太郎の家に行く曜日になった。

そして、スマイル0円の笑顔は、花子から消えた。

 

 

また次回に続けますね。

よかったら、引き続きお付き合いくださいませ。

今日も、最後までありがとうございました!

あなたのお幸せを祈っております。

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