潜在意識を書き換える

潜在意識の書き換え

潜在意識は変わりますか?

 

潜在意識とは、意識しなくても存在している(無)意識のようなもの」と定義されるかと思います。

そして、そんな無意識や潜在意識なるものが、自分の行動や健在意識、感情、人間関係などに影響を及ぼしています。

なので、潜在意識が変われば、自分の行動も感情も人間関係も変わり、

現実の悩みや問題を解決するきっかけにもなります。

 

潜在意識の書き換え

 

私は幸せになれない

 

例えば、潜在意識に「私は幸せになれない」という気持ち(思い込み、観念)があるとします。

すると、どうしても、幸せになれない現実にフォーカスを当ててしまいます。

つまり、幸せになれない現実に意識が向いてしまいます。

 

もしかりに実際は、幸せ50、不幸50を体験していたとしても、

「私は幸せになれない」という潜在意識があると、不幸ばかりに目が向いて、

不幸を100体験しているような錯覚に陥ってしまいます。

そして、「やっぱり、自分は幸せになれないんだよな」と思い込むようになってしまいます。

 

なので、潜在意識が変わると、

幸せを感じられなかった人が幸せを感じられるようになれたりします。

 

潜在意識を書き換える方法

 

では、どうすれば、潜在意識は書き換わるのでしょうか?

その方法を2つご紹介したいと思います。

 

1つ目が.アファメーション(肯定的断言)

2つ目が.現実をよく認知する(実体験を深く味わう)

です。

 

アファメーション

 

言葉には力がありますので、

「私は幸せになれるだけのことをしている」「私は幸せを受け取っても良い」などの

アファメーション(肯定的断言)を自分に言い聞かせると、

脳の記憶領域に「幸せ」という言葉がインプットされるため、

潜在意識が書き換えられると思います。

 

アファメーション

 

しかし、適切でない(非現実的な)願望をアファメーションにしてしまうと、

願望を達成できない経験を積んでしまい、

かえって不幸を感じる結果になる場合があります。

 

例えば、「億万長者になる」とか「セレブな生活をする」など、

メディアなどによって作られた幻想を、自分の願望(幸せ)であるかのように錯覚してしまうと、

「アファメーションしても夢が叶わない」という、

失敗や失望の体験を積んでしまうことになり、

逆に不幸をもたらすリスクもあります。

 

現実認知

 

そこで、お勧めしていますのが、

現実をしっかりと認知する」という方法です。

 

具体的には、

その日にあった出来事や、過去の出来事をよく振り返って認識する。

特に、嬉しい感情や哀しい感情は、じっくりと深く味わうという方法です。

 

例えば、日記を書いたり、過去を回想するエッセイなどを書いてみるのもいいと思いますし、

もちろん、カウンセリングで過去のことを吐き出すこともとても良いと思います。

 

それは、現実の体験や経験を脳や心にインプットすることになるので、

アファメーションという現実体験を伴わない言葉をインプットするより、

より強く潜在意識に影響を与えます

もっとお金が欲しい

 

例えば、「貯金が少ない」「もっとお金が欲しい」という理由で、

経済的な豊かさを引き寄せる「私は豊かになれる」などのアファメーションを唱えるのも良いのですが、

 

現実を認知という方法で潜在意識を書き換えるとするなら、

今、住んでいる住まいがあること、

食べることができていると、

着る洋服を持っていること、

エアコンのついた部屋で過ごせていること、

お風呂に入れていること、

など、実際に豊かな生活をしていることを認知したり、

 

あるいは、貯金を下ろして、できるだけ多くの現金をご自身の財布に入れて、

「貯金は少ないかもしれないけれど、自分のお財布の中にはたくさんのお金が入っている」

という現実体験をしっかり認知するというやり方になります。

 

メディアによって潜在意識が操作されている

 

また、メディアの情報、特にテレビなどの映像は、

私たちの潜在意識を操作するために、莫大なお金と労力が投資されていることが多いので、

 

メディアの情報はできるだけ遮断して、

現実をよく認知することが、潜在意識を書き換える上で、

とても大切なことだと思っております。

Stefan KellerによるPixabayからの画像

意外と味わい切れていないのが「幸せ体験」

 

また、意外と多いのが、

幸せな経験(幸福体験)をしているにも関わらず、

それを、事実現実として受け止めきれていないケースです。

 

罪悪感がそれを妨害しているようにも思うのですが、

幸せな経験をした時は、

その経験を、じっくりとしっかりと時間をかけて、味わうようになさって頂きたく思います。